西野入 篤(にしのいり あつし)
■担当曜日:火曜、水曜、金曜、土曜
■主な資格:臨床心理士,公認心理師,KSCC統合的心理療法家養成プログラム認定スーパーヴァイザー
■略歴
1973年生まれ。大学院修士課程修了後、埼玉県内の精神科医療機関に約10年間勤務。そこでカウンセリング、予診、デイケア、心理検査などの業務に従事。その後、埼玉県内の私立大学の学生相談室に数年間勤務。そこでは、主に大学生、大学院生を対象にしたカウンセリング、インテーク、コンサルテーション、各種グループ活動に従事。
その後、2017年3月、埼玉県さいたま市に浦和南カウンセリングオフィス(以下、当オフィスと略)を開設。現在は、当オフィスでの業務以外に、本や雑誌への執筆、事例検討会の講師、研修会講師、大学の非常勤講師などに適宜従事。
●主要な論文や原稿の紹介は、下記,1-5に記載してあります。また、講師歴は事例検討会・研修会 講師をご覧ください。
これまで、多くのクライエント(相談に来られる方)さんや、様々な場面でこの質問をされてきました。色々な理由があると思いますが、「これが大きな理由だろう」、と思うものを、書いてみたいと思います。
その理由を、端的に言うと、多分物心ついた時から今日に至るまで、ズーッとなんらかの「生きづらさ」を抱えてきたから‥ということなんだと思います。それがカウンセラーを志した原点のような気がします。
「生きづらさ」のなかみは、友達関係・集団への馴染めなさ・いじめ・自分の性格・進路選択・生き方・仕事の事・家族の事‥といった具体的なものから、なんだかよくわからないけど、「日々疲れる・消耗する」といったものまで、色々あります。
本当にきつい時期は、“生きていても仕方ないんじゃないか・このままおかしくなっちゃうんじゃないか・人生が破綻してしまうんじゃないか‥”、といった、精神的にギリギリの状態でした。そういった、追い詰められている状態の時は、出口の見えない暗いトンネルの中を歩いている心境で、とにかく一日一日をどうにか生きる、必死にしのぐ、低空飛行でもなんとか飛ぶ‥といった事だけを考えて生きていました。
ひょっとするとその中には、他者から見れば、笑われてしまうような、些細な事も含まれているのかもしれません。実際に、そういった事を言われ、余計にしんどくなった事もありました。ただ、今思えば、悩みの重さは主観的なものですから、他者がその重さを「評価」する事はできないですよね。他者にとっては「小さい事」でも、本人からみれば「深刻・切実」なわけですから。
そういったことから、「人間の心」への関心が生まれてきたのだと思います。神経が太く、楽観的な性格だったら、そういった「心への関心」は生まれなかったと思います。具体的には、最初は、自分の「悩み」「生きづらさ」をどうにかしたい‥といった想いから、大学で臨床心理学等、人間の心やカウンセリングに関する勉強をしていきました。
そしてその勉強をヒントに、悩みが解決するように自己努力をしたり、あるいは何人かの先生にその都度お話を聴いていただく、といったことをしていきました。そういった中で、カウンセリングの有効性や、専門家に話しを聴いてもらう、ということが、どれぐらい自分の心を楽にするのか‥といった実感を積み重ねていきました。
そのような経過の中で、自分の悩みのある部分は克服・解決され、ある部分は折り合えるようになっていきました。そういった流れで、自分もこういった分野で人のお役にたちたい、と思い、カウンセラー(臨床心理士)を志すようになりました。ある意味では自然な流れだったように思います。
もちろん、自分の生きづらさのある部分が、克服できたからといって、カウンセラーとして優秀だ、といった事には全くなりません。皆さまのお役にたつには、そういった個人的な経験とは別に、専門的な勉強や訓練が必要になります。
ただ、幼い頃から今に至るまで、様々な生きづらさを抱え、それを解決したり、折り合ったり‥そして今も、幾ばくかの生きづらさを感じつつ生きている‥そういった自分だからこそ、悩みを抱えている方への、自然に生じる共感や理解、「相通じるもの」といったものもあるように思うのです。
以前、あるクライエントさんと、「いや~生きるって大変だよね~」と、しみじみと会話をしたエピソードが思いだされます。そこでは、クライエントさんと私が一緒になって「生きづらさ」を共有し、わかち合う営みが生じ、「お互いの心」に、「癒しの感覚」が、「たしかに」生じていたように思います。カウンセリングでは、時にこういった予期せぬことが生じます。
そういった、「素の自分」と「専門家としての自分」、両方の側面で皆さまのお役にたてればと思っております。
●体型:身長170センチ、体重50キロ弱。子供の頃から「細い・やせ過ぎ」と言われてきました‥が‥なんとかこの体型で生きています。胃腸が弱いのでカモミールティーがかかせません(このあたりはブログ、「生まれ変わったら‥」という問いから浮かぶことにも書いてありますのでよろしければ)。
●第一印象:だいたい、とっつきにくい・怖いと言われます。このページの下記の写真が怖くなければいいのですが。。もし「カウンセラー向き顔ランキング」というものがあったら下位の方だと思います。実際には怖くないのでご安心いただきたいのですが、なかなか証明しづらいところが難点ですね。
ブログ -雑感-に私の性質が表れている記事があります。ご関心のある方はご覧ください。
●趣味:散歩、ウォ―キング等の軽めの運動。フラッと本屋に行く事。サッカー観戦。これだと本質的な自己紹介にならないので、もう少し詳しく書きますと‥。
★好きなテレビ・ラジオ番組
●テレビ
●ラジオ
★好きな漫画:『三月のライオン』『海街diary』。アニメや漫画などは、クライエントさんから教えてもらったり、勧められたりして、ふれるものもけっこうあります。
●家族:結婚していて一児の父親、女の子の雌の猫も一緒です。
すべての職業にあてはまるとは限りませんが、何らかの専門職に就いた場合、その道の先輩や先達からの指導や助言は大切なものになります。特にカウンセラーは、心のデリケートな部分に触れていく職業であるため、先達からの教育・訓練は大切です。どういった訓練をどの程度積んできたかには、同じカウンセラーでも色々と違いがあります。
私の教育・訓練の中心は、10年以上受けている個人スーパーヴィジョンというものです。簡単に説明をしますと、その時々の自分の能力ではカウンセリングを円滑にすすめていく事が困難になってきた場合に、その来談者の方とのカウンセリングに関する資料を作り(守秘義務に十分留意して)、それをもとに、一対一で、指導者からカウンセリングのすすめ方等に関する指導・助言をもらう等の訓練です。
これを積み重ねていく事によって、カウンセリングの能力を向上させていきます。
また、私は教育分析というものも受けてきました。教育分析というのは、カウンセラー自身が抱えている心の問題(例えばコンプレックスなど)や課題を明らかにしつつ、それにどう対処していくかを考えるなど、自己理解を深めるための作業です。カウンセラー自身が自分の心を深く理解する事は、意味のある適切なカウンセリングをおこなうことに繋がると考えています。
●私が受けてきたカウンセリングに関する教育・訓練に関して、より詳しい内容をお知りになりたい方は、このホームページの「スーパーヴィジョン・教育分析」ページもご覧ください。
主要論文
当オフィスに所属するカウンセラーは、幅広い年齢の方を対象にカウンセリング、臨床経験を積みながら本格的な教育訓練を積んできたカウンセラーです。
福田 優菜(ふくだ ゆうな)
■担当曜日:月曜、木曜
■主な資格:臨床心理士,公認心理師
■略歴
1987年生まれ。臨床心理学専攻の大学院修士課程を修了後、精神科クリニック、自治体の相談室、教育相談センター(子どもやその親が対象)など、様々な機関でカウンセリングや心理検査に携わってきました。
■教育・訓練歴
カウンセラーとしてのスキルを向上させるために、大学院修士課程修了後から現在まで、学会や職場内の研修など様々な機関でトレーニングを受けてきましたが、訓練の中心にあるのは、カウンセリングの現場にでてから定期的に受けている、統合的心理療法に基づく個人スーパーヴィジョンです。
■カウンセリングで大切にしている事
カウンセリングでは、まずは話してみて良かった、安心したと思っていただけるような関係づくりを大切にしています。また、丁寧にお話を伺いながら、クライエントさんがこれまでどういう想いを抱えてこられたのかをできる限り理解するよう心がけています。その中で、直面する悩みやしんどさの解決、緩和に結びつくようなカウンセリングができればと思います。
■カウンセラーを志したきっかけ
思春期の頃、友人や家族との関係で悩むことが増え、“なんとなくうまくいかない‥”と感じ始めました。その頃に人の心に関心を抱くようになり、カウンセリングを学びたいと思い始めました。また、これまで生きていく中でとても辛かった時に周りの人に救われることが多くありました。そのような経験を経て、自分も人の役に立ちたいと思いカウンセラーになりたいと思うようになりました。
■学会発表
■所属学会
■趣味
福島哲夫(ふくしま てつお)
■主な資格:臨床心理士・公認心理師
■現職
大妻女子大学・大学院教授(人間関係学部長)/成城カウンセリングオフィス所長
■主な著書(単著・共編著など)
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