専門的なカウンセリングをご希望の、浦和、さいたま市、埼玉近郊の皆様へ

カウンセリングについてのQ&A


カウンセリングについてよく聞かれる質問をQ&A形式でまとめました。


1.カウンセリングの頻度・期間・終わり方についてなど 

 

【Q】どれぐらいの頻度で通うのが良いのですか? 

【A】  クライエントさんの悩みの種類やこちらへの期待、経済状況等を伺いつつ、話し合って決めます。こちらが、クライエントさんの意向を無視して一方的に決める事はありません。
 
ただ、もし可能であるならば、カウンセリングを初めて、最初の10回強は、1週間に1回、1か月に3回、最低でも、1か月に2回以上での来室を、お薦めする事が多いです。これは、最初から月1回、あるいはそれ未満ですと、カウンセリングの効果がでづらいからです。これには色々な要因がありますが、例えば、月1回だと間隔があきすぎて「この間はこんな事がありまして‥」といった状況報告的なやり取りで終わってしまうからです。
 
一方、1か月に2回以上来られていると、「この前、こんな話題がでてましたけど‥」といったように、カウンセリングに連続性が生まれて、広がりや深まりが生じ、それが効果としてあらわれてきます。 
 
また、効果がでるためには、当然カウンセラーとの信頼関係の構築や、カウンセリングへの「慣れ」も必要ですが、それが円滑にすすむ為にも、最初の方は少なくとも月2回以上での来室をお薦めしています。
 
それで一定の効果を感じたり、状態が落ち着いてきた後に、話し合って、例えばそれまで週1回だった人が、2週に1回になったり、2週に1回だった方が、月1回になる、といった事はよくある事です。 

 

 

【Q】どれぐらい通えば良くなるんですか?

【A】 これはクライエントさんの年齢、抱えている悩み、精神科的病名の有無、ご家族・お仕事・経済状況、どれぐらいの間隔で来所できるか、「良くなる」のイメージなど様々な要素によって変わってきます。

ただ、自分のこれまでの経験や、私が信頼しているカウンセラーとのやり取りをふまえると、

  • カウンセリングを始めて最初の時期は、週1回、月3回、あるいは1カ月に2回以上の来談ができ
  • それなりにカウンセリングへのモチベーションがある方

であれば、10回強、つまり、週1回であれば約3か月、月2回であれば約6か月来られると、何らかのカウンセリングの効果を実感なさる方が多いです。そして、20回強来られると相当な効果を感じるようになり、1年来られると、かなり良くなる方が多いと思います。

そして、最初の10回前後で当面の悩みが落ち着いた、という事でカウンセリングが終結になる方もおられますし、もう少し続けたい、という場合は引き続いて継続をしていきます。この辺りは、クライエントさんの意向を大事にしつつ、話し合いながら決めていきます。

  

 

【Q】いつでもやめられますか?

【A】カウンセリングの最初の方で説明をいたしますが、クライエントさんには、いつでもやめる権利があります。例えば、「1,2回話を聞いてもらったら、なんとなく落ち着いたので、ひとまずカウンセリングを終結したい」という事であれば、基本的にその意向に沿います。
 
また、1回会って話してみて、“どうも相性が合わなさそうだな・このカウンセラーはいまいちかな‥”と思われる可能性もあるかと思います。そういった場合も、こちらが無理にお引き止めする事はありません。
 
一方、もし可能であれば、そういった正直なお気持ちについて、お話し合いができれば一番良いと思います。そこから信頼関係が築かれる可能性も十分にありますので。とはいえ、ご本人の中で“もう終わりにしたい”という想いが、お強い場合は、その意向を尊重しいたします。

 

 

2.カウンセリングの内容について 

 

【Q】どんな悩みでも対応できますか?

【A】このホームページの「ホーム」に、対応できる主な問題を書いていますが、「自分の性格」「人間関係」「仕事」「精神科的病状を改善したい」「人生について」など、様々な悩みに対応可能です。
 
ただ、当オフィスではお引き受けが難しい場合もありますので(自傷・他害の恐れが強いなど)、その場合にはその旨をお伝えいたします。事前にお聞きになりたい場合は、「お申し込み・お問い合わせ」からご連絡ください。

 

 

【Q】カウンセリングの効果って、どういうものなんですか?

【A】難しい質問で、カウンセラーによっても、答え方が色々とあると思います。なので、当オフィスのカウンセリングで生じうる効果を、幾つかとりあげて、カウンセリングの「効果」と題するブログ記事を書きました。ご覧ください。  

 

 

【Q】そもそもカウンセリングって何をするんですか?

【A】クライエントさんの悩みや問題・心身の状態や行動に、望ましい変化が生じるよう、カウンセラーが様々な働きかけをおこなうもの、と言えるでしょう。当オフィスの場合は、訓練をつんだカウンセラーが臨床心理学の知見に基づき、それをおこないます。カウンセリングの中心は、まずは「話しをよく聴く」です。望ましい変化が生じるように「話しをよく聴く」、というのは実は難しい技術で、訓練と経験が必要です。それだけで、楽になったり整理がつく場合もあります。 

 

 

3.カウンセラーについて 

 

【Q】カウンセラーを選ぶ基準は?

【A】これは非常に難しい問題です。と言いますのも、ある人にとって良いカウンセラーが、別の方にとっても良いとは一概に言えない面があるからです。いわゆる、相性などもありますので、「一般論」が通じづらいんですね。
 
ただ、それでも幾つかのポイントはあると思いますので、それを幾つか書いてみたいと思います。
 
①:そのカウンセラーと、1回もしくは2,3回やりとりしてみて、「安心感・理解されている感じ・この人に当面まかせてみよう」と思えるか、この「実感・感触」がまずは大事だと思います。
 
②:カウンセリングをしていく中で、気になった事や、質問したい事を幾つか初期の頃に聞いてみるといいと思います。そして、そのカウンセラーの返答の「内容」と返答の「仕方」をみてみるといいと思います。内容も大事ですが、返答の仕方の方が、大事かもしれません。「丁寧に・誠実に」応えてくれていると感じられるか否か、ですね。これを感じられると、①の安心感も生じますよね。
 
③:下記のブログも参考になると思います。

カウンセラーを見分ける基準

カウンセラーの「資格」をよく確認しましょう
 

 

4.クライエントさんについて

  

【Q】どのような方が来所されますか? 

【A】当オフィスに来所されるクライエントさんの属性は下記のとおりです。 

  • 年齢:10歳代後半~60歳代後半まで。40歳代が一番多く次いで30歳代、20歳代、50歳代となります。
  • 男女比:4対6
  • 精神科や心療内科に通院している方の割合:3~4割

 

【Q】どのような悩みで来所されるのですか

【A】当オフィスに来所される方の主な悩み

  • 家族関係(夫婦関係,親子関係,子育て,親族との関係)
  • 異性関係、カップル関係、いわゆる恋愛に関すること
  • 自分の性格、性質
  • 心の傷、過去の傷つき体験について
  • 精神的な病気に関するもの
  • 友人・知人との関係
  • 仕事場での人間関係
  • 仕事内容、今後のキャリアについて、転職
  • これまでの生き方、今後の生き方、人生について

 

【Q】どのような職業の方が来所されますか

【A】特にこの職業が多いといったものはなく様々な職業の方が来所されています。

  • 教師、看護師、医師、技術職、精神保健福祉士、社会福祉士などの専門職
  • 地方公務員、国家公務員
  • 会社員(営業,事務,経理,人事,総合職など)
  • 個人事業主、フリーランス
  • パート
  • 無職
  • 学生、浪人生
  • 心理職(臨床心理士,公認心理師)  

 

5.カウンセリングへの不安について 

 

【Q】しゃべるのが苦手なんですが、大丈夫でしょうか?

【A】全く問題ありません。そもそも自分の悩みを最初から適切に喋れる人の方がはるかに少ないです。こちらから適宜質問もさせていただきますので、ご安心ください。

 

 

【Q】“今日は特に話すことがないな~”という時は、どうすればいいでしょうか?

【A】こういう事も、ままあるんですが、不思議な事に、来室されソファに座ると、フッと話題が浮かんできたりします。また、クライエントさんから「話をふってもらえますか」と言われ、質問をする時もあるんですが、そこから面白いことに、クライエントさんにも予想外の話がでてきて、それがとても大切な話題だったりします。
 
なので、毎回「これを話そう」と無理に「ネタ」を準備する必要はありませんのでご安心ください。なお、このあたりの不思議さに関しては、ブログ「カウンセリングは思わぬ話しもでてきます」をご覧ください。 

 

 

【Q】“こんな話をしたら笑われないだろうか”と不安なんですが?

【A】とても多くの方にある不安です。私も昔「そんな小さい事で悩むなよ」と笑われた経験があります。そう言われると、余計にしんどくなりますし、相談しづらくなりますよね。ですが、悩みは主観的なものであって、他者からみれば「ささいな事」でも、当人には「深刻な事」がいくらでもあります。どういった話も、しっかり聴かせていただきますので、ご安心ください。 

 

 

 【Q】カウンセリングを受ける事に、抵抗があるんですが?

【A】多くの方がそうだと思います。この仕事をしていてそれを強く感じます。きっとそれには様々な要因が絡んでいるのだと思います。このあたりは、何回かにわけて、私の考えをブログでお伝えしていこうと思います。まずは、「カウンセリングを受ける人=弱い人」という図式、をご覧ください。