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オンとオフの切り替えについて:読者の方のリクエストへのお返事

今回は、忠犬ハチ公様のリクエストである、オンとオフの切り替えについて‥具体的には休日にゆっくりしたいのに、気分が仕事モードから切り替わらず、リラックスが難しいので、その対応策を知りたい‥というご要望でした。

 

これも、なかなか難しい問題ですね。ですが、考えてみたいと思います。

若干まとまりに欠けますが思いつくままに書いていきますね。

 

まず、大前提として、休日に仕事の事を考えてしまう‥という状態を0にしようとする事はなかなか難しいように思います。私もそうですし、多くの方もそうでしょう。無理に0にしようとして休日に「過剰に」何かをしようとすると、逆に疲れが残ってしまうかもしれません。

 

なので、0にはできないけど、「多少なりとも気分が切り替わりうる方法」という事で、お読みいただければと思います。主に、【直接的方法】と【間接的方法】の2つがあると思うので、そこから書いていきます。

 

【直接的方法】仕事の事が休日に浮かんでくる場合、当然仕事上の何らかの事が引っかかっているのだと思います。その場合、まずはそれについて自分なりに向き合って考えて、どうすればよいかを考える、といった方法があるでしょう。友人・知人に相談するのもいいでしょう。

 

この場合、本格的な相談から、軽く愚痴を聴いてもらう‥といったものまで幅はあるでしょうが、いずれにせよ、仕事で引っかかっている事を直接考えているので直接的方法と言えるでしょう。なお、あまりにも仕事の事が頭から離れず不眠や何らかの心身の不調が生じてくる場合には、医療機関やカウンセリング機関へのご相談を考えた方が良いと思います。

 

【間接的方法】これは仕事の事はいったん「棚上げして」それ以外の何かをする方法ですね。何人かの知人にも聞いてみたのですが、大体皆さん同じ様な感じですね。習い事・運動・料理・掃除・趣味的な事・マッサージ・適量の飲酒・寝る等々‥が多いようです。

 

以前の、「苦手な人とのつきあい方について(前編)」でも書きましたが、これらは多くの人がおこなっている平凡な対処法です。ですが、平凡な対処法というのは、多くの方が、“ま~ま~成功している”という事でもあります。この中の幾つかをもう少し細かく考えてみます。

 

例えば何らかの楽器など、習い事をしている人は、自然と休日にそれに向かったりするようです。発表会などもあったりするらしく、そこから“練習もしなければ‥”という気持ちや、多少のお金を払っているので「元をとらなきゃ」といった思いもでるようです。

 

また、映画を見る場合は、家よりも、映画館で見る方が映画に集中できるでしょう。視覚聴覚がすべて映画に向きますから非日常感が強まって仕事の事は棚上げしやすくなります。料理・掃除(家事全般含む)も、それが好きな方であればそこそこ集中しておこなって、美味しいものを食べたり綺麗にもなって気分がスッキリするようです。車の掃除をする・バイクでどこかにでかける、という人もいました。

 

こう考えてみると、「棚上げ」には、ある程度「集中できる対象」を見つけて、それをする、というのが一つの方法なのでしょうね。

 

次に、「マッサージ・寝る」という方法もあるでしょう。マッサージを含めて指圧や針、あるいはエステなどは、何かを自分が「する」のではなく、「受ける」ものですね。そして上手くいけばリラクゼーションが心身に生じます。これも「仕事関連の棚上げ」には役立つ方法でしょう。

 

ただし、本格的なマッサージやエステを受けると、場合によっては、それまでの疲れがドーッとでてくるので、それを受けた後、ないし可能なら翌日ぐらいまでは、心身を休められる状況で受ける方が理想でしょう。例えば2日連休の初日に受けるとか。最後は「寝る」あるいは、昼寝・仮眠。これも平凡ですが大事ですね。

 

思いつくままに書いてみましたが、いかがでしょうか。直接的方法間接的方法、そして後者の中の、「何かをある程度集中しておこなう方法」「何かを受ける方法」といったものを意識して、自分に合う方はどれか、あるいはどちらに比重があるかを考えてみるのもいいかもしれません。

 

前者で駄目なら後者、後者で駄目なら前者‥更に後者の中の何かを「する方か」「受ける方か」というように、対処法にはバリエーションを知っておいた方がいいでので、知らず知らず自分がどちらかに偏っている場合は、そうじゃない方法をとってみるのもいいかもしれません。ご検討してみてください。

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