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「カウンセリングを申し込む」という行為がいかに大変か

公開日:2018/02/02

更新日:2021/03/03

 

 

目次

  1. カウンセリングの初回で語られること
  2. カウンセリグへの不安
  3. カウンセリングの初回をむかえるにあたって

 

1:カウンセリングの初回で語られること

 

浦和南カウンセリングオフィス(以下、当オフィス)に来室されるクライエントさんのなかの一定数の方が、カウンセリングの初回もしくは初期の時期に、カウンセリングに申し込むのに「とてもエネルギーを使った、疲れた、勇気を使った」といった話をなさいます。

 

「お申し込み・お問い合わせ」ページにて必要事項を記入し「送信」を押すまでの間に何度も「書いては削除‥書いては削除」を繰り返したり、あるいは「いったん書いてみて‥削除して‥また日をおいて書いてみて‥」といった逡巡をなさる方など、申し込みをするまでに相当なエネルギーを使われる方が一定数おられます。

 

2:カウンセリグへの不安

 

私は、そのような不安は当然だろうと思います。ホームにも書きましたが、多くの方にとってカウンセリングはわからないことだらけです。例えば、 

  • カウンセリングって何をするの?
  • カウンセリングをしたらどうなるの?
  • カウンセラーはどんな人なの?信用できるの?

などなど。 

 

だからこそ、当オフィスはホームページやブログを通して、できるだけそれらの不安をやわらげたり、疑問に応えられれば、と考えながら様々な記事を書いています。

 

また、カウンセラーの資格に関する情報発信なども通じて、カウンセリングに関する知識が多くの方に届けばと考えています。ご関心のある方は、例えば下記などをご覧ください。

 

 

3.カウンセリングの初回をむかえるにあたって

 

上記に述べたように、一定数のクライエントさんがカウンセリングに申し込むにあたり強い緊張と逡巡を経験なさり、そして実際にカウンセラーと会う初回の当日に強い緊張を感じつつ来室されます。

 

実はカウンセラーも初回のカウンセリングはとても緊張するのですが、クライエントさんの緊張はカウンセラーのそれよりもはるかに強いでしょう。

 

そのような、心の揺れや機微を想像しつつ、来室された方に少しでも安心感を感じていただいたり、お役に立つことができればと思いながら、カウンセリングにのぞんでいきたいと考えています。


【執筆者】

  • 西野入 篤
  • 資格:臨床心理士、公認心理師
  • 所属学会:日本心理臨床学会、日本心理療法統合学会
  • 経歴:大学院修了後、精神科医療機関,大学の学生相談室などをへて、現在は浦和南カウンセリングオフィス代表。カウンセリング経験,臨床経験は約20年。詳しくは「カウンセラー・顧問

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