日曜夜の憂鬱をやわらげる テレビドラマが持つ心のセルフケア

公開日:2018/07/05

更新日:2024/07/19

 

目次

  1. はじめに
  2. マイルドな抑うつ感と『日曜劇場』
  3. 精神的健康とテレビドラマ 

  

1.はじめに

 

2018年7月5日に『日曜夜のプチうつ感とブラックペアン』と題するブログを書きました。そのブログは、当時放送されていた日曜夜のテレビドラマ(日曜劇場)、『ブラックペアン』に触れたものです。その日から6年がたちましたが、なんと!このたび6年ぶりに『ブラックペアン』の続編となる『ブラックペアン シーズン2』が放送されはじめました。

 

ですので今回、6年前に書いたものを加筆修正した新たなブログを書いてみることにしました。

 

2.マイルドな抑うつ感と『日曜劇場』

 

『ブラックペアン』が放送終了になった2018年6月当時、“日曜夜の楽しみが終わってしまって残念だな~、終わってしまったか~”、といった気分が強めにでていました。

 

今、改めて振り返ると、この残念さは、「楽しみにしていたドラマが終わってしまった…」という面もありますが、“明日から仕事か~”という、日曜夜の何とも言えない「マイルドな抑うつ感」とでも言うものを「いったんわきに置く(忘れさせてくれる)」という効果が終わってしまう、という気持ちもあったような気がします。

 

現在私は、自分でカウンセリング機関を主宰している立場なので、日曜夜のマイルドな抑うつ感はさほど強くはないですが、以前、勤め人をしていた時は今より確実に強くありました。休日が終わっていく日の夕方頃から生じうる、「あの何とも言えない気持ち」ですね。

 

*もちろん、そういった方々の中には「マイルドな抑うつ感」というより、もっと強いしんどさを抱えておられる方もいるでしょうし、そういった方の中には、医療機関やカウンセリング機関に行かれる方もおられるかもしれません。

 

そういったマイルドな抑うつ感を感じている日曜夜に、『ブラックペアン』にでてくる、渡海先生や佐伯教授のように、圧倒的な腕前や実力を持っている人が何かをものの見事に解決していく、という、なかなか実際の自分では難しい事、あるいは現実には生じにくいドラマを見ることは、そのような抑うつ感を忘れさせてくれる効果があるように思います(たとえ、一時的なものであるにせよ)。

 

3.精神的健康とテレビドラマ

 

しばらく前に流行った『半沢直樹』シリーズや、その作者である池井戸潤さんの、『下町ロケット』や『陸王』も、日曜夜のテレビドラマでした。また、ここ最近ですと『ラストマン』『VIVANT』『アンチヒーロー』なども印象深い作品でした。

 

それぞれ作風は違いますが、どれも、日曜夜の「マイルドな抑うつ感」を「いったん忘れさせてくれる・どこかにやる効果」、あるいは人によっては「色々あるけど自分も明日から頑張るか~といった気持ちがわいていくる効果」もあるでしょう。

 

そう思うと、日曜夜のテレビドラマの内容や質は、我々のメンタルヘルスにけっこう大きな影響を与えているのかもしれません。

いや、それはちょっと話が大き過ぎますかね…どうでしょう。

 

また、これは今回のブログの中心的な趣旨と多少ズレますが、「楽しみにしている連続ドラマがある」、というのは、我々の日常生活、かたい言葉で言えば「精神的健康」をゆるやかに支えると思います。

 

“次回/来週どうなるのか楽しみだな~”という気持ちは、「近い将来へのささやかな楽しみ」になっていきます。そういうのって、その人の暮らしを地味に支えるように思うのです。これはテレビドラマに限ったことはないでしょう。

 

もちろん、私がそういった事を日々考えながら連続ドラマを見ているわけではありません。“ただ単純に楽しいから見る”という方が完全に実態に近いわけですが(笑)。

 

このあたりに関心が向くのは、映画『PERFECT DAYS』を観た影響もあるかもしれません。ご関心のある方は、人の日常は何に支えられるのか-『PERFECT DAYS』を観て-をご覧いただければと思います。

 

とにもかくにも、『ブラックペアン シーズン2』楽しみですね。