今回は「コントロールできる事とできない事をわける」＆「冷静を求める祈り」の二つを取り上げます。どちらも有名な言葉で色々な方が言っておられますね。
前者は、たしかイチロー選手や、元野球選手の松井秀喜さんも語っておられたと思います。そのうちの一つは「他者の打率を気にしてもしょうがない‥それは僕にはコントロールできないことだから‥僕は自分がコントロールできることをしっかりやり、コントロールできない事は気にしない」といった趣旨の言葉だったかと思います（正確じゃなくてすみません）。
後者の「冷静を求める祈り」は、内容的には前者とリンクしてくるものだと思いますが、アメリカの神学者、ラインホールド・ニーバーという方の言葉で「ニーバーの祈り」とも言われています。全世界的に有名な言葉ですね。そんなに長くないので、全文引用します。
「神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知識をあたえたまえ」
ラインホールド・ニーバー（大木英夫 訳）
この二つの言葉は、カウンセリングをしていく上でも折に触れて思い出す言葉ですが、どちらかと言えば、自分が生きていく中で、色々な悩みやしんどさが強まっていった時に、よく思い出す言葉ですね。
もちろん、「コントロールできない事は気にしてもしょうがない‥だから気にしない」という境地にまではなかなかいけませんが、それでも時に思い出して、自分を立て直す事がわりとあるように思います。
皆様のお役にたてばうれしいです。