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「今日やりすぎたら明日は手を抜こう」

「今日やりすぎたら明日は手を抜こう」この言葉は、これまでも紹介してきた、精神科医の中井久夫先生の本からのものです(『こんなとき私はどうしてきたか』医学書院)。

 

人にもよりますが、これは基本的に、①「生真面目で手を抜けない・ついついやり過ぎてしまう・集中しすぎてしまう・その結果心身が消耗してしまう、あるいは場合によっては他者に迷惑をかけてしまう」といった方が心に留めておくといい言葉ですね。

 

これはもう、完全に自戒を込めて書きました。私が完全に①タイプの人間だからです。

 

たまにあるのですが、ひたすら集中を要する作業を連日やり過ぎて吐き気をもよおすなど、体調が不調になったり‥。カウンセラーという仕事をしているのですが、恥ずかしながら、なかなかこのあたりの調節が難しいんですね。別の表現を使うと「のんびり・ぼんやりできる能力」のようなものが、乏しいと言いますか‥。

 

とはいっても、例えば②「今日やった方がよい事、やらないとまずい事をいつも先延ばしにしてしまい、あとあと大変になってしまう事が多い」といった方には、また別の留意点が必要だと思うので、「今日やりすぎたら明日は手を抜こう」は、①タイプの人に大事な言葉でしょうね。

 

②タイプの人が留意しておく言葉は‥と考えて文章にしようかと思いましたが、“おっと、一度にやり過ぎてはいけない”という言葉が脳裏に浮かびましたので、それはまたの機会にしますね。