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「生まれ変わったら‥」という問いから浮かぶこと

公開日:2017年/10月

更新日:2022/01/04

 

「生まれ変わったら何になりたいですか」「どういう人になりたいですか」という問いを真剣に考えようとすると、意外と難しいですよね。「人間なのか、人間以外なのか」という問いも生まれてきますし、“う~ん”という感じで即答ができない。

 

ですが私の場合、非常に具体的ですが、

「胃腸が強い人になりたい」

 

というのは即答できます。いや、だからなんなんだ、と言われるかもしれませんが、私的にはかなり強い願望なんです。

 

小さい頃から胃腸が弱くて、ちょっと食べすぎたり精神的な負荷がかかると、すぐにお腹にくるんです。胃がもたれる、胃が痛くなる、食欲が減る、食べても下痢になる…。。

 

「飲み放題・食べ放題」「バイキング形式の食事」「旅行に行ってその土地の名物料理を食べる」といった場面でも、お腹の不安がいつもあって、「好きなものを好きなように食べる」、といったことができないんですね。不安があるので、いつもそこを気にしつつ量も控えめで‥となってしまう。

 

そういう時に友人が胃腸を気にせずに、好きなものを好きなように食べているのを見ると、“いいよな~羨ましいな~ちょっと人生損しているよな~”と思うんです。

 

ドラマでも、例えば『孤独のグルメ』で松重豊さん演じる井之頭五郎が、おいしそうな料理を、私からみるととんでもない量を食べている映像を見ていると、「楽しいだろうな~」と羨望とともに思ってしまうわけです。

 

そういえば以前、何かのテレビ番組でトップアスリートの条件は「胃腸が強い事」とどなたかが仰っていた記憶があります。海外での試合もたくさんあるから、そこでの料理を食べられなかったり、不安やプレッシャーで食事が喉を通らない、となったらまずアスリートはやっていけない、と。なるほど~と思いましたね。

 

では、この体質で良かった事は‥と考えますと、あまり思い浮かびませんが、今の仕事には多少役立った面はあるのかもしれません。これも深く考えようとすると色々とでてくるのですが、パッと思い浮かぶのは、 

  • 世の中、気合いと根性と自己努力だけではどうにもならないことがある

このことを若いうちから実感とともに理解できた、といったことかもしれません。もちろん、「気合と根性と自己努力」が必要な局面もありますし、それが大切なものですが、それだけではいかんともしがたいものが人生にはたくさんありますからね。

 

当オフィスでカウンセリングを希望される方のなかにも、そういった類の悩みや生きづらさを抱えておられる方が一定数おられます。

  

今回のブログは、最終的に何を言いたかったのかよくわからないところもありますが、こういったブログを通して、カウンセラーの人となりが多少なりとも伝わればと思います。